＜任意売却（任売）とは＞

任意売却とは、住宅ローン等の返済ができなくなった場合に、
債権者（金融機関等）の合意を得て売却する方法です。

 

住宅ローンを滞納すると、金融機関は残っている住宅ローンを一括で返済することを要求してきます。もしも一括で返済ができない場合、金融機関は担保となっている不動産を強制的に売却し、貸したお金を回収します。債権者（金融機関）の申立により、裁判所が所有者に代わり、強制的に不動産を売却する手続きが不動産競売です。

＜任意売却のメリット＞

• 近隣住民に知られる事なく売却が出来ます。

不動産競売になると裁判所に物件明細書等が備え付けられ、インターネットにも掲載されるため、近隣住民だけでなく友人知人に知られます。しかし、任意売却は不動産競売になる前に売却手続きを終えますので、周りに知られる可能性が低いです。

• 所有者（債務者）の費用負担はありません。

不動産の売却には、登記費用、仲介手数料等がかかりますが、全て売却代金の中で賄います。債権者に配分表を提出し合意を得て、仲介手数料等の費用を売却代金の中から頂戴します。

• 引越費用が出る可能性があります。

引越費用の有無、金額は債権者が決めます。費用が出ない可能性もありますが、概ね債権者は引越費用を捻出します。また、不動産競売になった場合は、引越費用が出ません。詳しくは、お問合せ下さい。

＜任意売却の注意点＞

• • 任意売却は、債権者の合意が必要です。

  住宅ローンの滞納で期限の利益を喪失しており、債権者の同意が必要です。

• • 売却価格は、債権者が決定します。

  債権者が近隣の取引事例を調査し、残債務と併せて精査の上、売却価格を決定します。

  • 引越費用は必ず出るものではありません。

  「引越費用を100万円必ずお渡しします。」等のDMを受け取られても信用しないで下さい。任意売却は、あくまでも債権者の同意を得て行うものです。売却代金と残債務との兼ね合いよって債権者が引越費用を決めます。場合によっては、引越費用が出ない場合もございます。また、不動産競売では引越費用が出ないため、些少でも引越費用が出る可能性のある任意売却は、金銭的負担が軽減されます。

  • リースバック（自宅を売却後、家賃を払って居住し続ける事）も必ず出来るものではありません。
    

  リースバックを行うには、賃貸物件として貸してくれる買主を見つける必要があります。
  不動産競売になる前に完了する必要がありますので、時間が限られています。

  ＜悪質な業者にご注意下さい＞

  裁判所から届く書類の中に、任意売却を注意喚起する書面が入っているかと思います。必ずしも全ての業者が悪い訳ではなく、「引越費用を100万円残す」「不動産競売を必ず取り下げる」等の甘い言葉で悪質な業者は近づいてきます。債権者との折衝、書類の作成には高度な知識が必要です。従って会社の大小や年齢は関係なく、個人の能力の高さが任意売却の成否を決めます。有名な大手の会社だからという理由で信頼することや、携帯電話しか連絡がつかない業者に依頼することは非常に危険ですので注意しなければなりません。

   

  ＜おわりに＞

  債権者（金融機関）、裁判所から様々な書面が届き、不安なことが多々あるかと思います。また、上記説明では細部まで分かりにくいかと思います。お電話、メールもしくは、来社頂けましたら、一つ一つ丁寧にご説明させて頂き、少しでも不安なことを払拭したいと考えています。

  お気軽にお問い合わせください。お客様にとって最良のご提案をさせて頂きます。

   

  ＜任意売却実績＞

  ・令和2年6月9日　取引完了　神戸市西区玉津町

   

  任意売却のお問い合わせは

  本社　078-911-1822

  大阪支店　06-6343-5558

  もしくは以下の「売却希望の方お問い合わせフォーム」よりご相談下さい。https://kenshin-fudousan.jp/contact/contact-s